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執筆者の写真tsujiharaarchitect

Interview

#住み心地インタビュー #大分県中津市 #設計事務所 #注文住宅 #新築住宅


施主様へ引き渡し後の住み心地についてインタビューを行いました。

当社のこだわりである「住む人に最善の動線」「省エネ等級5の家」を実感してもらえているのかを伺ってきました!


目次


1.動線について



[設計の際のリクエスト]

・こどもがリビングを通る家

・家事動線をまとめる

・パントリーをキッチンの背面に配置

・大きなカップボードを配置

・キッチンからLDを見通したい

・吹き抜けを作って明るい家にしたい


主に、以上のようなリクエストをもとに設計を開始しました。施主様と何度も会議を重ねて、最終的に左図の青い矢印の省動線を実現する事ができました。実際に住んでみた感想を伺いました!








[住み心地]

設計の段階で、動線については一所懸命に考えました。「動線が多いと家具などを配置できず、実質の空間が狭くなる」とアドバイスをもらい、自分がどんなふうに家事をしたいかを考えて間取りを構築しました。住み心地ですが動線については言う事がないです。

動線を考えて設計段階から家具配置を考えていたので、通りにくい場所も邪魔な場所もなかったです。よく通る、主動線は何も気にせずに動く事が出来ていて動線の重要性を感じています。

最初のリクエストについてもほぼ全てを間取りに組み込む事ができて、間取りを自分でも考えて良かったと思っています。


2.冷暖房効率について

今回の住宅の窓はすべて「樹脂サッシLOW-E複層ガラス」を採用しています。

[暖房効率について]

・当社の住宅では省エネ等級5を取得します。高断熱が実現することにより、一度暖房で暖まると冷えにくくなるため、暖房効率が上昇します。(冷房でも冷気が逃げにくくなります。)

・吹き抜けにファンを設置することで、上階に溜まった暖かい空気を循環させる事が出来ます。





[冷房効率について]

・風通しについて設計段階から検討をしました。窓は風の入口と出口を考えて、形状・配置を検討しています。

・より多くの風を通すことで冷房機器の使用を抑える事が可能になります。

・吹き抜けがある事で、風が階下へ抜けて行くため、より冷房効率が高まります。

設計の際に空気の動きや風の動線などを配慮しました。実際の住み心地はどうでしょうか。


[住み心地]

引き渡しを受けたのが2月末という事もあって、これから暖房を使用する時期でした。

住み始めて暖房を使用していくと、家自体が冷えにくいというのが実感できました。

一度家が暖まるとずっと暖かいので、なるべく暖房を使用せずに過ごす事が出来ます。

また、吹き抜けがあることで、廊下や階段も温かく気温差を感じずにすんでいます。

浴室基礎部にも断熱を施して貰ったので、浴室も暖かく冬場の安全を実感できています。

冷房効率についてはまだ真夏を経験していませんが、5月の暑い日に2階の家事室の窓を開け、1階の窓を開けていたところ風がよく通り冷房を使用せずに過ごす事ができました。

これから真夏になるので、どうなるかはわかりませんが風通しは本当に良いと感じています。

窓については冷暖房効率とは別に、閉めていると外部の音が聞こえなくなった事が良かったです。


3.省エネの実感について

今回の住宅は「オール電化」です。エコキュートを設置することで、より省電力となっています。

[インフラについて]

・下水は宅内へ引き込みがあったため下水道へ連結しています。

・上水については上水道がなく、宅内で井戸を掘削しました。

・ソーラーパネルと蓄電池の設置を検討しましたが、蓄電池はいずれ交換が必要であるため、コストパフォーマンスを考え今回は見送る事としました。

掘削費用が初期費用としてかかるものの、上水道費が必要なくなるため井戸はかなり省エネです。エコキュートも井戸水対応の機種があり、通常の電気温水器よりも電力を省エネできます。実際の光熱費などはどうだったのでしょうか。


[住み心地]

住み始めた時期は暖房が必要でした。一度温まると冷えにくいため、家の性能のおかげで想定よりも暖房費がかからず安心しました。必要な光熱費は下水道費と電気代のみで、深夜電力で食洗機を回したりと工夫していますが、全体的に電気代も抑えられていると実感しています。

引っ越すまで上水道費を支払っていたので、今は井戸の恩恵を感じています。

ソーラーパネルを設置して売電をするとより省エネになると思いますので、今後の設置も検討しています。


4.注文住宅の良かった点

当社は完全注文住宅で家を建てます。まったくの白紙の状態から施主様が欲しい家を一緒に考えて家づくりを行なってまいりました。

注文住宅で家を建ててみて良かった点を伺いました。

[注文住宅の良かった点]

良かった点はたくさんありますが、とにかく自分の理想通りに間取りを考えることができる事です。ほとんどの人が人生に一度しか家づくりを経験しないと思います。高額な買い物です。

その家を、自分で一所懸命間取りを考えて作れるというのはとても満足度の高い事だと感じました。

建具の色、床の色、クロスの色、住宅設備機器を自由に選ぶ。

家をフルカスタマイズできる楽しさを感じながら家づくりが出来たと思います。


5.注文住宅の大変だった点

完全注文住宅の家はすべて施主様が選択する必要があり、打ち合わせなどが通常のハウスメーカーよりも多いです。そのため施主様の負担が多いため、大変な事が多かったと思います。

そこで注文住宅での家づくりで大変だった点を伺いました!

[注文住宅の大変だった点]

とにかく空間の大きさがわからなかった事が大変なところでした。

というのも、どのくらいの空間が自分に必要なのかがわからず、アドバイスを貰っても実際の空間がイメージできなかったので、適切な間取りなのか自信を持てずにいました。

予算を考えながらまずは基本の間取りを設計士と一緒に考えていきました。

メジャーで実寸を見ながら考え、その後3Dパースを見せて頂く事で空間の把握が出来ました。

間取りに自信が持てるまでが大変だと感じましたが、設計士と3Dパースにてイメージをすり合わせできた事が非常に良かったと思います。

また、3Dパースにて日当たりのシミュレーションが出来ました。

実際の日当たりの時間経過を建築前に検証する事で、窓の種類や大きさの検討が出来ました。

        (↑実際の3Dパース、透過図)

当社では3Dパースにて実寸の家具を入れて検討したり、ドアや床の色の検討をしたりと、建築前に施主様とイメージのすり合わせを何度も行います。


6.これから家を建てる人へのアドバイス

注文住宅を建てた経験からこれから家を建てようとしている人へアドバイスを貰いました!

[アドバイス]

アドバイスはとにかく色んな展示場に足を運んで、たくさんの家を見学しておく事です!

今回の我が家は3Dパースでの検討などが出来たのですが、ハウスメーカーなどによっては3Dパースでの検討が出来ない場合があります。

そういった場合には実際の空間の把握に認識の違いが生まれて、建築後に思っていたよりも空間が狭い事があると思います。実際に知人はそういった経験をしていました。

自分が希望する広さがどんな広さなのかをよく認識しておくと、良い家づくりが出来るのではないでしょうか!

何よりも注文住宅で家づくりをする経験はとても楽しいものでしたので、楽しみながら家を建ててくださいね!


[事務所スタッフ後記]

今回のお家は施主様と二人三脚で完成まで歩んできました。その際に色んなアドバイスをさせて頂きました。間取りのモジュールや動線について一所懸命に話を聞いて頂き、積極的に家づくりに参加して頂けて本当に良かったと思います。

家づくりは楽しい一方で、不安もあった事と思います。遠慮せずに理解できない所はたくさん質問して頂きました。打ち合わせも多く施主様には負担が多かったと思いますが、一生に一度の家づくりを完成させる事が出来て良かったです。

これからもお付き合いが続いてまいります。今後とも宜しくお願い致します。


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